「 えっ!もうそんなに・・・。」
先日の甲武信ケ岳へ登り始めて20分くらいのところでしたでしょうか。私はあまりの驚きで立ち止まってしまいましたね。
会社は創るのは簡単でも続けることは難しい。10年は少ない、まして20年はごく僅かとのこと。
「うちは役割分担だから、お前はうちのことをやってくれ。」と言われていたので、あなたが気持ちよく仕事に専念できるようにやってきたつもりでした。でもいつの間にか20年も経っていることさえも気づかずにいたなんて申し訳ない気持ちで一杯になりました。
足取りも重くなり後ろからあなたに「おい、さすがにこんな遅いペースだと夕方5時に登山口着になってしまうぞ!」と携帯アプリのGPS機能の情報を見ていましたね。我にかえり頑張ってペースを刻んでなんとか無事に明るいうちに下山できました。
20年間振り返ってみると、常にあなたの頭の中では数字が駆け巡り、時には厳しい現実があり、時には発想の転換で切り抜けるなど私には考えの及ばない程だったのでしょうね。
あとは何と言ってもお客様と社員の皆さまのおかげであったのでしょうね。
「トップ営業だ!」とお声がかかれば全国あちらこちらに訪問に行きましたね。「移動時間は疲れるなあ」と言いながらも車から降りて駅へ向かう後ろ姿は覇気を感じますよ。
「こんなにチャットワークくるよ」と参った様子でも、きちんと報告してくださる社員の皆様お一人お一人に返信し、真摯に向き合おうとしているのだなあと感じますよ。
長くなってしまいました。
本当に20年間お疲れ様でした。そしてこれからも体を大切にして頑張ってくださいね。帰ってきた時にはおいしいお料理で慰労します。
令和4年5月13日 菊池理枝子
菊池正則様
「ありがとうございます。感謝します。」