祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。
平家物語の冒頭にはこうある。
遠く遥か彼方、学生時代の授業中のうたた寝の記憶にある。
その後、成人して「諸行無常」という言葉に触れる機会が増えた。
仏教ならではの考え方だという。
歳を重ね、失敗や体験の数を重ね、学びを得てこの考え方が少しだけわかる年齢になってきた。
先日からの身内の不幸に接し、故人に思いを馳せる機会があり自分の生き方を振り返る時間となる。
ひいては、社内、社外も同様。
常ならずである。
感謝の念を唱えるのみ。
「ありがとうございます。感謝します。」