ホームページのアクセス数を増やすことができず、悩んでいる方も多いと思います。
アクセス数を増やすにはコンテンツを増やして定期更新をしていくことが重要です。
作ったままのホームページではアクセス数を増やすことはできません。
工夫しなければアクセス数は増えるどころか、減ってしまいます。
アクセス数を増やすには「検索」と「外部」に対策することが必要です。
今回は『ホームページのアクセス数を増やす方法とは?』を解説します。
ホームページのアクセス数を増やす方法
ホームページのアクセス数を増やすさまざまなテクニックがありますが、根本的に必要になることがあります。
「ホームページのアクセス数を増やす方法」を簡単にいうと、良質なコンテンツ(ページ)を増やす!ことが必要になります。
ホームページのアクセス数が増える仕組みとは
ホームぺージのアクセスする方法は基本的に2種類です。
この2種類のアクセスを増やせれば、ホームページのアクセス数も増やすことができます。
(1) 検索からアクセス
ホームページの訪問者は7割以上は検索からのアクセスになります。
検索結果でユーザーに多く見つけられるとアクセス数が増えます。
そして、検索結果に表示される順位が1位と10位のページではアクセス数に10倍以上の差があります。
表示される順位の理想は検索結果1ページ目(10位以内)です。
検索したときに2ページ目以降を見るユーザーは少ないです。
検索からアクセスを増やすには、上位表示するための「SEO対策(検索エンジン最適化)」をすることです。
(2) 外部からアクセス
ホームページはコンテンツが少なく検索からアクセスを増やすことが得意ではありません。
そのため、ホームページは検索以外からアクセスを増やす工夫が必要になります。
外部からのアクセスとは、SNSや他ホームページで紹介や、チラシのQRコードからのアクセスのことです。
ホームページの知名度を上げる方法などもあります。
目安のアクセス数は『月1万PV』
ホームページのアクセス数の理想は月1万PV(ページビュー)といわれています。
その理由はコンバージョン率(成約率)が関わります。
たとえば、コンバージョン率1%の場合、「月10件」の目標を達成するためには、月1000PV以上が必要になります。
しかし、CV率が必ず1%ということは少なく、実際には月1万PV以上は必要になるでしょう。
平均アクセス数は『日10PV』
公開直後やコンテンツが少ないホームぺージのアクセス数は1日あたり10PVくらいです。
またある調査では「ブログの1日のアクセス数は50PVを超えるブログは全体の約5%以下」という結果があります。
インターネット全体で見ると、大半のホームページはアクセス数が少ないことがほとんどです。
ホームページのアクセス数を増やす方法
ホームぺージのアクセスを増やす方法には大きく3つの方法があります。
- (1) 良質なコンテンツを作る
- (2) SEO対策(検索エンジン最適化)
- (3) 外部からアクセスを増やす
(1) 良質なコンテンツを作る
検索からアクセス数を増やすには、検索順位で上位表示されるような良質なコンテンツが必要です。
ホームページだけでアクセス数が増やせるのは誰もが知っている有名企業のみです。
良質なコンテンツを作るには、この2つが重要になります。
- 「E-A-T」
- 「ユーザーファースト」
E-A-T
EATとは、Googleの「検索品質評価ガイドライン(英語ページ)」で質の高いコンテンツの指標として示した、
- 「Expertise(専門性)」
- 「Authoritatigveness(権威性)」
- 「Trustworthiness(信頼性)」
の3つの単語から作られた造語です。
EATは権威ある専門家が作った信頼できるコンテンツのことです。
簡単にいうと、公式サイトや病院などが作ったと証明できるコンテンツがEATコンテンツになります。
難しいと思われる方も多いと思いますが、EATコンテンツはちょっとした工夫で作ることができます。
EATコンテンツの例
- 飲食店のレシピ解説ブログ
- 病院ホームページのストレッチ紹介ページ
- 商品購入のレビューページ
ユーザーファースト
ユーザーファーストとは、ユーザーが求めているコンテンツを作ることです。
ユーザーファーストは検索エンジン・シェアNo1の「Googleが掲げている10の事実」で紹介しています。
1. ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
引用:Google が掲げる 10 の事実
EATコンテンツでも、ユーザーファーストでない(検索した人が求めていない)コンテンツは上位表示されにくくなります。
また、ユーザーファーストはコンテンツだけでなく、ホームページの「見やすさ」「使いやすさ」「分かりやすさ」などの訪問者への配慮も評価されます。
ホームページ自体のユーザビリティも重要です。
良質なコンテンツとは
- ユーザーが求めている情報
- 情報元に信頼性がある
YMYLコンテンツは注意!
YMYL(Your Money or Your Life)とは、人の生死に関わるコンテンツのことです。
主にニュースや法律、健康・安全、金融などがYMYLにあたります。
例えば、医師でない個人が「病気について」コンテンツを用意しても検索エンジンから評価されません。
YMYLコンテンツで上位表示するにはEATが必須です。
(2) SEO対策
ホームページのアクセス数を増やすにはSEO対策が必要になります。
SEO対策(検索エンジン最適化)とは、「検索結果に上位表示するための施策」です。
そして、検索エンジン・シェアNo.1の「Google検索」で上位表示する対策といっても良いでしょう。
SEO対策には、この2つがあります。
- 「内部対策」
- 「外部対策」
内部対策
内部対策はホームページ自体に対策することです。
SEO対策の項目は200以上あります。
キーワード選定
キーワード選定はSEOで重要になります。
「どんな人」を「どのキーワード」から集めるかを決める重要な役割があります。
キーワードを選定しないとホームぺージのアクセス数は増えても成果に繋がらないことも起こります。
「キーワードプランナー」や「ラッコキーワード」といったキーワードツールを活用すると良いでしょう。
1ページ1キーワード
検索エンジンは重複コンテンツを評価しません。
重複コンテンツを避けるため、1ページ1キーワードで作る必要があります。
例えば「パソコン」と「ホームページ」で上位表示したいページの場合は「ホームページとパソコンについて」と1ページにまとめず、「ホームページのページ」「パソコンのページ」といったように、1ページ1キーワードで作ります。
タイトルタグ(title)
検索結果に表示されるタイトルです。
SEOではタイトルに書かれたキーワードと内容の整合性が重視されます。
32文字以内でキーワードを前方に入れることが理想です。
ディスクリプション(meta description)
検索結果に表示される説明文です。
適切に入力することでアクセス数を増やすことができます。
文字数120文字ほどで狙っているキーワードを2、3回入れます。
ただし「使いまわし」や「大量キーワード」はペナルティになってしまうので自然にキーワードを入れましょう。
見出しタグ(h)
「h1・h2・h3・h4…」のことです。
見出しタグは「検索エンジン」も「訪問者」もよく見る部分です。
そのため、見出しタグは必ず正しい順序で使います。
ただし「h1」は1ページ1回までと決まりがあります。
そして、デザインやサイズをむやみに変えず、適度にキーワードを入れて書きましょう。
オルトタグを設定する(alt)
画像の説明文のことで、画像が表示されない時に表示されるテキストです。
検索エンジンにページ内容を伝えやすくする効果もあります。
オルトにキーワードを含めることでSEO対策になりますが、入れすぎるとペナルティになります。
リストタグ(ul・ol)を使う
箇条書きに使うタグです。
リストタグを使うことで検索エンジンに“重要なポイント”と伝えることができます。
箇条書きをするときはリストタグを使いましょう。
アンカーテキストリンク(herf)
文字をリンクにする設定です。
移動先の内容が分かるテキストにします。
必要な時に必要な場所にリンクを設置するのが、内部リンクの最適化にもなり、ページビュー数を増やすことができます。
引用タグ(blockquote)
ページ内で引用をするときに「検索エンジン」にどこからどこが引用か伝える必要があります。
引用タグを使わないと「コピーしたコンテンツ」と判断されるので評価が下がってしまいます。
サイトマップ送信
ホームページの各ページが記された地図のことです。
サイトマップを送信することで検索エンジンに「新しいページを公開したので、検索結果に載せてほしい」と依頼することです。
更新したらサイトマップ送信をしましょう。
外部対策
SEO外部対策は被リンクを増やすことです。
被リンクとは
あなたのホームページ以外からのリンク(紹介や引用など)のことです。
被リンクが多いと「質の高いコンテンツ」と評価されるため、検索で上位表示されやくなるメリットがありますが、被リンクを確実に増やす方法はありません。
被リンクを購入する方法もありますが「不自然な被リンクが増える」とペナルティになるので辞めたほうが良いでしょう。
被リンクは「Google Search Console」で確認できます。
「検索」以外のアクセス数を増やす方法
- SNS運用
SNS利用者数はネット人口の7割以上です。
ホームページと一緒にSNS運用をすることが理想です。
SNS集客は時間がかかりますが、ホームページのアクセスに繋げることができるでしょう。
- メルマガ
メルマガを定期配信することで、訪問者と継続して関われるため、一定のホームぺージアクセス数につながります。
そして、低コストで始められますので、ホームぺージからメルマガ登録ができるようになっているとよいでしょう。
- RSS(Really Simple Syndication)
ホームぺージにアクセスしなくても新着記事の通知が来るシステムです。
新着記事をより多くの人に早く見てもらえるのでアクセス数を増やすことができます。
しかし現在は、利用者は減ったため効果的ではありません。
- 広告
広告は費用はかかりますが、短期間でアクセス数を増やすことができます。
しかし、アクセス数を増やす目的だけ」に予算を使うのは難しいと思いますので、新商品の紹介やランディングページ、キャンペーンと合わせて活用するとよいでしょう。
- ウェブ広告
低コストかつ特定ターゲットに配信することができます。
広告媒体は、「Google」「Yahoo!」「SNS」「その他アプリ」など豊富にあります。
ホームぺージと相性がよい広告は、検索結果に表示できる「リスティング広告」や、訪問者を追いかける「リマーケティング広告」があります。
- アナログ広告
紙媒体の広告です。
ウェブ以外の広告(チラシやポスター)でも「QRコード」や「URL」を記載することで、ホームぺージのアクセスに繋げることもできます。
- プレリリース配信
「ホームぺージはじめました」と宣伝してもらうことができるサービスです。
プレリリース配信サイトがあり、1本1万円ほどで宣伝ができます。
広告と同じく短期的なアクセス数の増加に向いています。
- サテライトサイト作成
サテライトサイトとは、本来のホームぺージ以外の別ドメインのサイトを作ることです。
これにより被リンクを増やすことができます。
しかし、質が低いサテライトサイトはペナルティとみなされ、逆効果になりますので注意が必要です。
- MEO
MEO(エム・イー・オー)とは、地図エンジン最適化のことです。
とくに店舗経営をしている場合は、SEOと合わせてMEOを行っていくと効果的です。
MEO対策の方法
- Googleマイビジネスに登録
- ホームぺージに地名を入れる
- マイビジネスの画像更新
- 口コミに返信する
(3) ユーザビリティの向上
検索エンジンは訪問者がホームぺージを安心して使えるかを評価します。ユーザビリティはGoogleが掲げるユーザーファーストの考えの1つでもあります。
ユーザビリティを向上させる方法
- SSL化
ホームページのURLが「htpps://~」ならOKです。SSL化すると通信が暗号化され、第三者への情報漏洩を防ぎます。もしも、ホームページが「htpp://~」なら、すぐにSSL化が必要です。
- 表示速度の向上
ホームページを開いた時の表示されるまでの速さが重要です。開くのが遅いページを閉じた経験はありませんか?SEO対策では表示速度が評価されますので、遅いホームページは改善をしましょう。「PageSpeed Insights」で表示速度テストができます。
- スマホ対応
ホームページのアクセス数の半分以上は、スマホやタブレットです。そのため、スマホ対応が重要視されています。ホームぺージをスマホで開いてパソコン版と同じ内容が表示されていれば大丈夫ですが、差がある場合は修正が必要です。「Googleモバイルフレンドリーテスト」でスマホ対応を確認できます。
- URL最適化
ホームページの各ページのURLの文字は意味があるものになっているでしょうか。「検索エンジン」も「ユーザー」もURLの文字から内容を理解する時があります。URLがデタラメな文字になっていると評価が下がるので、英語やページ数などにしましょう。
- 最新の状態を保つ
ホームページが常に最新状態になっていることは評価されます。古い情報を放っておくと評価が下がるので、きちんと更新をしましょう。
コンテンツを増やす時のポイント
ホームページのアクセス数を増やすには、コンテンツを増やす必要があります。しかし、ただ増やすだけでなく、ポイントを押さえてコンテンツ作成することで効率よくアクセス数を増やすことができます。
- 1ページ500文字以上
文字数が少ないページを量産するとペナルティをうけてしまいます。SEO対策が目的ならば500文字以上は必要と言われています。文字数で評価は決まりませんが、検索上位のページは2000文字以上が多いのも事実です。
- タイトルにキーワードを入れる
タイトルには必ず狙っているキーワードを入れましょう。「ホームページ」を狙っているのにホームページとキーワードが入っていなければ、関連記事と気付いてもらえません。検索結果に表示される文字数は最大32文字です。キーワードは32文字以内に入れるとよいでしょう。
- コンテンツの重複確認
「検索エンジン」は重複(コピーコンテンツ)を評価しません。キーワードや内容が重複しているコンテンツは増やさないようにします。どうしても重複したときは書き直すとよいでしょう。
- 滞在時間を増やす
SEOでは「滞在時間」も評価されます。ホームページのアクセス数が増えても滞在時間が短ければ、上位表示されにくくなります。たとえば「文字ばかり並んでいるページ」では最後まで読んでくれるユーザーは少ないでしょう。また、「自分は文章力が…」という方でも大丈夫です。Webライティングに文学的な文章は必要ありません。Webライティングはパソコンやスマホで読みやすい文章にすることです。
Webライティングの基本
- 空白を使う
- 改行する
- ポイントを目立たせる
- 表現をそろえる
- 指示代名詞をつかわない
- 漢字を少なくする
- 図や表を使う
まとめ
いかがでしたか。
今回は『ホームページのアクセス数を増やす方法とは?』についてご紹介しました。
ホームページのアクセス数を増やすにはコンテンツを増やしていく必要があります。さまざまな手段や対策も大切ですが、安定して集客するには、やはり「ユーザーファースト」が重要です。訪問者により良いコンテンツを提供できるようにコツコツと更新していきましょう。