ルーティンワークの多い給与計算業務。
実は、知らず知らずのうちに担当者を苦しめているかもしれません・・・。
「給与計算業務は難しい」と言われる理由を見ていきましょう!
給与計算の業務とは?
さっそくですが、皆さんは「給与計算」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?
・給与を計算すること
・複雑でミスの許されない業務
・経理の仕事の一部
・計算が多くて大変そう・・・
上記のように、様々な答えが出ると思います。
給与計算とは、簡単にいえば【 従業員の給与を計算する業務 】です。
社員全員分の勤怠のデータや手当などから、給与の総支給額を確定する業務です。
一昔前までは全て手計算で給与計算はおこなわれていました。
現在は会計ソフトがあるので、簡単になったように見えますが、相変わらず「難しい」業務なのです。
給与計算が難しい3つの理由
給与計算業務は、
・締め日は〇日
・給与振込日は〇日
など、ルーティンがはっきりしている業務です。
そのため、単純作業とみなされることも多いのですが「給与計算は難しい」と感じる理由には以下があります。
①ミスが許されない業務だから
会社からの給与は、社員の生活を支える基盤です。
給与は「正しく振り込まれるのが当たり前」という前提があります。
もしもミスが起こってしまうと、その対応に追われてしまいます。
・残業代の計算ミスで、振込額が少なくなってしまっていた
・税金の計算が間違っていて、追徴課税となってしまった
自分にこれらを置き換えて考えると、会社への信頼度にも関わってきてしまいますよね。
給与計算業務の難しさは、このプレッシャーの重さにあるのです。
②税制改正などで変更がある
給与計算業務そのものはルーティンとして決まっているものが多いですが、例えば「社会保険料」や「源泉所得税」などの金額が税制改正などで頻繁に変更があります。
また、会社内での給与自体も変更が行われると、その都度更新を行う必要があります。
給与計算における知識や情報のアップデートの漏れは、最悪の場合ミスに繋がりかねません。
③守秘義務
給与計算の業務を行っていると、同僚の給与を知ることになります。
同僚の給与が気になった経験、皆さんにもあるのではないでしょうか。
しかし、仕事上で得た秘密を漏らしてしまうことは、解雇要件にも該当する場合があります。
近年では社員のマイナンバーも扱いますので、守秘義務のハードルは以前よりも増しているのが現状です。
給与計算に向いている人とは?
この業務には、やはり性格による向き不向きがあります。
・数字が好きな人
・コツコツ進めていく作業が好きな人
・マニュアルのある仕事が好きな人
・物事を一度始めたら、やり遂げないと気が済まない人
上記のような方は、難しさを乗り越えた後の達成感を感じる方が多く、給与計算業務に向いているといえます。
社内の給与計算業務に置き換えてみましょう!
一般的に「難しい」といわれる給与計算業務。
滞りなく進んでいるように見えても、担当者が大きなプレッシャーを抱えてしまっていた・・・という場合も多くあります。
【 給与計算は社内でやるもの 】
この思考が当たり前になってしまっていませんか?
少しでも給与計算に対しての悩みがある場合「給与計算の外注化」というのも取れる手段の1つです。
まとめ
今回は、給与計算担当がよく抱えている ”悩み”をご紹介しました。
給与計算はミスが許されない業務なので、担当者が大きなプレッシャーを抱えてしまっていいるかもしれません。
少しでも給与計算の悩みがある場合は「給与計算の外注化」を考えてみてはいかがでしょうか。